仕事始めの6連勤中5日間で、ここ数か月の月当たりの平均残業時間を超えてきました。どうもボクです。
早速本題、久々にDS-1開けていぢくってみました。
いぢるまえ。
既にコンデンサはほぼ全交換済み。
電解コンUTSJ、FineGold、Museで数値の合うものを適当に交換している模様。
フィルムはメタライズドフィルム、セラコンは積層セラミック
ジャックはSwitchCraft
配線はIN:SilverScot、OUT:SilverScot+ドイツ製ビンテージ単線材の2重配線、以前断線でLevelポットの配線のみ(記憶が確かなら)Beldenに交換済み。
クリッピングダイオードはシリコン非対称(確か1N914)にさらに赤色LEDをパラってます。以前この話をした職人さんには意味がないと言われましたがいろいろ聴感で選んだのでそのまま付いてますww
この時点の改造で音量・音圧・解像度アップし、一時前線を退いていたDS-1がメインDSに返り咲き、現在もボードに君臨しています。
そんなDS-1MODですが、これやったの回路図勉強始める前にやったので無駄も多ければ改善点もあるんですよね。
というわけで追加改造を施していきます。
・出力に直列の1μF電解コンを同容量のメタライズドフィルムに交換
一応FineGoldに交換済みでしたが、フィルムに交換。
・DIST、TONEポットの配線材交換
Belden8503の類似品に交換。計6本。
この部分。
DIST側汎用ポットには配線を直で、TONE側小型ポットは基盤を残しそこに配線。
・ムダにスイッチ配線をビンテージたんせんにしていたので普通の撚り線に
まさに回路やスイッチが理解できていなかったゆえのミス。
BOSSはリレー式スイッチ回路なので、モーメンタリースイッチでON/OFF制御しているわけですが、スイッチは端子をショートさせているだけで、音には何ら影響ないんですよね・・・それを知らず、わざわざ取り回しの悪いビンテージ単線材をぶちこんでいました。結果、MOD中にスイッチ端子破損、スイッチごと配線交換しましたww
・DCジャックまわりのはんだ交換
電源周りはかなり音の影響が出るので、ここいぢるだけでもかなり変わります。
ケスター、ケスター銀入り、オヤイデ、ローゼンクランツで比較しました。
順を追って検証結果
結論から言うと、これが一番効果がありました。
元の音に対し、高域がくすむこともなく中域の厚みが出て立体感が増した感じ。これだけでよかったくらい効果があった気がします。
・ポット配線交換
こちらも立体感が増した感じはしますが、若干分離感が弱くなった気がする。
よく言えば音が太くなったのかもしれない。単音弾きにはアリか。
ここの配線交換もまたやってみてもいいかもしれません。音域広げるならオヤイデとか、ドンシャリにするならBelden8412とか。
・DCジャックのはんだ交換
以前どのはんだを使ったか覚えていませんでしたが、とりあえず手持ちの4種類を比較。
オヤイデ・・・全音域バランスがいいのですが、きれいすぎて音圧感が出ず断念。空間系なら間違いなくこれがいいと思う。
ローゼンクランツ・・・すごく惜しい。銀入りより耳に痛くないし、太さもあるけど、もう一歩音圧が欲しい。ある意味これもオーディオ系はんだなので特定音域を持ち上げるわけでないので致し方なし。
ケスター44・・・太い音を狙いましたが、音がくすみ過ぎで却下。
ケスター銀入り・・・歪みの電源にはいいバランス。環境によっては若干高域が痛いかもしれませんが、最終的にこれにしました。
番外・・・はんだ混合。ローゼンクランツが惜しかったのでケスター混ぜたり、ケスター銀入りケチって銀なしやローゼン混ぜたりしましたが、混合系はひたすらにくすんで使い物にならず。無改造DS-1に戻った感じ。
混ぜ方や+-で別のはんだ使ったらまた変わるかもですが、自分はたいがい+-変えるより同じはんだでキャラクターはっきりさせる方がハマるのでケスター銀入りで+-そろえて終了。
総評
いい感じに、弦鳴り感をさらに感じられるように響いてくれるようになりました。
倍音感バリバリでさらに大好物になりました。
録音しながら比較してましたが、とても人様に聴かせられるギターではないので文字でどこまで伝わるかわかりませんがそんなかんじ。
ついでにボード配線見てたらKORGのPitchBlackminiのノイズカット方法が見つかったのでそのうちネタにしようかと思います。
1週間の疲労が重くのしかかる今日この頃です。
ではでは。