ループセレクターとプリアンプ移植手術後のボード改変報告

はっぺーめりーくりすますでした、最近アコギは半音下げでしたが、職場のクリスマスイベントのために久々にレギュラーチューニングで弾いてたら左前腕が筋肉痛です。筋力落ちすぎワロタ、どうもボクです。

 

前回移植手術に成功したプリアンプちゃんと並行して作業した各機材たちですが、この子たちをボードに仕込みましたのでご紹介です。

 

元のボードの状態

 

この時点で以前より若干変わっている部分はありますが、そこもふまえて調整後がこちら。

主に信号ラインの図がこちら



ボード内の信号ライン配線ということで、サプライは書いておきましたが電源ラインとMS-3の外部コントロール(バンクアップ/ダウンスイッチ、EXペダル)は割愛。

 

前回からの変更点

・チューナー:Korg PitchblackPortableからPitchblackMiniに変更

・歪み2台のループスイッチャーを作り直し、直列2ループから並列2ループへ

・ループスイッチャーとプリアンプを同一ループにまとめていましたが、歪みをループ1、プリアンプをループ2へ分割

・MS-3のCTL OUTをループスイッチャーのループ切り替えとプリアンプのチャンネル切り替えに分岐接続

 

各々の詳細はこんなかんじから・・・

 

・チューナー変更

今回の趣旨とはズレますが、こちらも変更しました。

ボード内のスペース的にも見た目的にもPitchblackPortableが好きなのですが、反応が遅く視認性的にもMiniに軍配が上がり、変更しました。

最大の懸念であるノイズが乗る事象ですが、

 

luceyslab.hateblo.jp

こちらで対処を考察していましたが、今回はパワーサプライがフルアイソレートということもあり、試しにDCノイズフィルターも細工したパッチケーブルも使用せず、何も考えずチューナーアウトぶち込んでみました。

結果・・・ノイズなし

DCノイズフィルターもGNDに細工したパッチケーブルもいりませんでした。(なおチューナーアウト使用がデフォルトのため直列は実験未)

結局原因は電源なんでしょう。フルアイソレートなら使えるということでしょうね。

基本的には視認性も反応性もめちゃくちゃいいので、使えるならこれにしますww

(なお、A/BバッファーごとPitchblackXシリーズに乗り換えたい衝動と格闘中)

 

・ループスイッチャー作り直し

luceyslab.hateblo.jp

ループスイッチャーから前回記事で作製したループセレクターに交換。

前回の遠隔ループスイッチャーは直列2ループのON/OFFを各々切り替える構造でしたが、今回のループセレクターはON/OFF機能はなく、ループA/Bを選択し、常にいずれかが出力される設計です。

それゆえ、プリアンプとループを共有できないため、プリアンプの前段ループにセレクターを仕込み、歪みのON/OFFはMS-3のループON/OFFに設定し、歪みの選択をCTLステレオ端子を分配し、その片方で制御することにしました。

 

・分岐したCTLもう片方でプリアンプのチャンネル制御

作り直したプリアンプが単独でループ2にいますが、現状常時ONですね。

上記で分岐したCTLのもう片割れをプリアンプに接続し、MS-3のCTL制御でプリのチャンネルセレクトができるようにしました。

これにより、MS-3のプリセットにプリアンプのチャンネル制御を仕込めるようになり、よりプリセット管理の有効性が向上しました。

ちなみにCTL制御用のTRSケーブル分配器はすのこ下に配置しているので邪魔になりませんww

なおプリアンプは前回記事でも触れましたが、CTLジャックにケーブルを接続していないときのみ、本体のチャンネル切り替えスイッチが有効になるようにスイッチジャックを用いて配線しています。

ケーブルを刺すと本体スイッチ側の端子が切り離され無効になり、CTLケーブルによるコントロールが有効になります。

もしサブボード運用が必要になり、でもこのプリアンプを持ち出したいとなった場合、最悪単独でも使用できるようにしておかないと後悔するかな、と思い仕込んでありますww

 

もともとはMS-3の1ループと3ループを空けておくことで、ゲインブースターが気に入らなかったときに、前段ループに機材を足せる状態にしていましたが、MS-3でBD-2やTS系を前段に仕込めばなんとかなることを確認し、プリと歪みのループを切り離すことに成功しました。

 

現状MS-3のループ3は空いております。

ZOOM MS-50Gを仕込んで足りないエフェクトを補えるようにしておくべきかというところも考えておりましたが、揺れもの系、空間系中心に使用することを考え比較すると、個人的にはMS-3のエフェクトが好みだったため外して差し支えないだろうと思い外しました。
むしろこれ以上のボードクオリティを求めるなら、Line6のHX Stompなんかを仕込むのが吉なんでしょう。

それこそ、MS-50G+が発売されましたが、このクラスのサイジングでMIDI制御できるなら欲しいですね。それこそSPIさんのMIDIチャンネルコントロール機器とか使えばいいのかもしれませんが…コスト対効果を考えると手が出ませんねww

 

必要があれば、ループ3にジャンクションBOXを接続して、ボード外に臨時機材を置いたり、別のアンプをループに入れて、クリーンは手持ちのプリをJCに、マーシャルの歪みをループに仕込むとか、アコシミュのときだけアコギプリをループ3で通すとか、相変わらず夢は広がってますねww

引き続き電源周りの考察ですが、VAC-9のリンクアウト(12V、アイソレートなし)を適当なサプライを自作して9V数口を賄って、音に関係ない機材の電源をそっちに振れないか考えています。

 

かなり簡易的なリレー回路でしたが、無事動作してくれてよかったです。

ライブなんかは全く予定がありませんが、いつでも遊べるよう調整したいですね。

 

今回の改変は、音の質やバリエーション的には変化はありませんが、操作性の部分で大きな変更となりました。

 

フェルナンデスの古アンプのリターンでJCのリターンを想定できているかわからないので実機に近いアンプ(それこそJC-22とか)が欲しい今日この頃です。

 

ではでは。