6月になりました。スプラとマイクラにうつつを抜かして更新遅れました、どうもボクです。
さて、はんだを直接比較したところですが、実際に機材で試すにはどっかしらに仕込まなければなりません。
自作、比較が手軽なところでDCケーブルで比較することにしました。
今回はそんなDCケーブルの自作工程をご紹介します。
まず材料です。
・配線材
・プラグ
・はんだ
・収縮チューブ
最低限だとこんな感じです。今回はシールドタイプの配線材、OYAIDE3398-SYを使用。芯線の径は20AWGだったかな。
配線材はプラグの太さのキャパシティに合わせて選びますが、プラグが樹脂製ならプラグ側を削る等多少無理して作ってますww
ちなみにプラグは秋月さんなどで購入できる安いやつです。マル信無線製だったかな。
一般的なエフェクターには、内径2.1、外径5.5のものを選びます。
切り分け済みですが、配線材、プラグ、収縮チューブです。
プラグを開けたところ
さて実際に作っていくわけですが、基本的な製作方法はシールドケーブルの自作を検索すればいくらでも出てくるのでここでは詳しくは書きませんが、DCケーブル自作の注意点をば。
一般的なエフェクターはセンターマイナスという規格です。
通電中に抜いてもショートしない設計です。旧式のセンタープラスのミニモノフォンは抜けるときに+端子がグランド(-)に接触してショートしてしまうんですね。
実際にはんだ付けする端子は↓の通り。
通常のシールドケーブルを作るときとは逆に結線する必要があります。同種の配線材をより合わせるときには+-間違えなければいいのですが、シールドタイプのケーブルや+-で違う種類の配線材をより合わせるときには注意が必要です。両側間違えれば通電はしますが、シールドタイプだとわざわざノイズを+側に乗せることになるし、+-を違う配線材にするマニアックな方はせっかくの意図が反転してしまいますww
剥いて行きます。
芯線とシールドをそれぞれまとめて予備はんだします。
シールド側をマイナスに、芯線をプラス側にはんだ付け。私はここで絶縁用の収縮チューブを使用し、プラス側端子をカシメたときにショートしないようにしてます。
カバー取り付け
さらに極太収縮チューブでカバーを補強してます。
このプラグは樹脂カバーをはめ込むだけなので簡単に外れてしまうのです・・・
両側同じ工程を施し完成!
注意としては、収縮チューブやプラグの形状によるのですが、予めパーツや収縮チューブをケーブルに通しておく必要があるものが多いので気をつけてください。プラグのはんだ付けしたあとでは通らず、はんだ付けやり直しなんてことも・・・(シールド作り含めれば何度やらかしたことかww)
もしさらに強度向上、トラブル減を目指すなら、カバーを着ける前にグルーガンなどでカバー内に樹脂を流し混んで端子のショートを予防するのも良いかもしれません。最初はやっていましたがだんだんめんど(ry
同じ配線材をより合わせる場合、色違いにするか目印を付けるなどして混同しないようにします。
また、以前作った18AWGの線材の2本よりで作った際はこのプラグには若干太く、カバーを削って収めました。無理やり押し込むとショートしやすいので要注意です。オヤイデのブログページでもオヤイデ店員の本多さんが紹介されてますね。
シールド、パッチケーブルほど大きな変化はないかもしれませんが、多数のコンパクトエフェクターを並べているなら、エフェクターごとの微妙なニュアンス変化のアプローチになるかもしれません。
個人的には「アリ」なアプローチだと思っています。
こんどは冒頭の通り他の自作DCケーブル比較回でもやろうかしら、な今日この頃です。
ではでは。