自作オーディオミキサー 設計~基盤作製編

表題のミキサー作ってました。

更新頻度が上がらない、どうもボクです。

 

PC周辺の音声環境をある程度一括コントロールできるミキサーが欲しいと思いたち、妻のミキサーを作った回路設計を流用、一部見直して作成しました。

 

まずは設計編ということで、回路設計から。

といっても、基本的な回路は「オーディオミキサー 回路図」で検索すればいくらでも出てくるので、もろもろ参考に細かい数値を決めていきました。

 

まず、入出力は3in2outとしました。

PC、ゲームは固定、別に1つインプットを作って他の端末や音源の入力もできるように3inとしました。

2outは、片方はスピーカー固定へ、もう一方はヘッドホンへ出力できるようにして、差し替えの手間を減らす意図と、ヘッドホンとスピーカー両方から出力したいときへの対応を可能にしました。

 

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汚い手書きのレイアウト。妻用2in1out仕様を作ったときのものですが、基本的なレイアウトは同じです。

 

インプット用2連potには各入力毎に10kAを使用

増幅部分には2KΩ:2KΩ+50KΩpotで理論上1~26倍

電源部分には電解220μF+積層セラミック1000pFでスイッチングノイズ対策実施

ギターエフェクター用のアダプタを流用するためセンターマイナスで配線

オペアンプにはNJM4580DDを使用→NJM5532DDに変更(小さい音量ではあまり差を感じなかった)

上記レイアウトにはありませんが、アウトプットを2つ並列にするため、逆流防止の抵抗をLR各アウトプットに50Ω程度のものを配置、計4本使用

さらに各アウトプット前に同じく10kAのpotを配置し、アウトプット毎の音量調整もある程度できるように

 

ここから材料のご紹介

パーツ購入には通販ではAmazon、ときどきGingaDropsさん、店頭購入では秋葉原秋月電子やオヤイデ、ラジオデパートの桜屋さんなどを利用しています。

 

ジャックやpot、つまみ、オペアンプとフィルムコン、OSコンは秋月電子

 今回は奮発して電源の220μF電解にはOSコンを採用

基盤や金属皮膜抵抗の類はAmazonで格安中国発送品を使用

他の電解コンは以前GingaDropsで購入した在庫を使用

配線材はオヤイデ102SCC配線材の3398-22を使用。筐体内のグランドは錫メッキ線を使用

ハンダは同じくオヤイデよりSS-47音響ハンダを使用

 

 

自分の他の手持ち配線材やハンダはギター向けのものが多く、なるべく癖がないものを選ぶとこのへんになってきます。

資金があれば銀メッキOFCとか純銀線とか使いたいところでしたが、十分オーバースペックにできたかと。

 

基盤のみの画像を取り忘れたのが残念な今日この頃。

今度は仕上げを画像多めでいきたいと思っております。

 

ではでは。