プリアンプ改修から始まるボード改変計画

先月から1月以上カゼ症状と闘い、ようやくまともになりました。どうもボクです。

 

さて、ろくに実戦投入すらしていない我がボードですが、音作りのキモとなっている自作の2chプリアンプのチャンネル切り替えに使用している4PDTスイッチが以前よりイカれかけていましたが、いよいよ悪化してきたので改修に踏み切ることにしました。

 

今回改修計画をしている機材がこちら

luceyslab.hateblo.jp

こちらのいろいろ仕込みすぎた、基本クリーンしか鳴らないプリアンプです。

 

改修ポイント① 各スイッチの仕様変更

まず、ループに入れるor常時ON前提の機材なので、ON/OFFスイッチを排除しようと思います。もともとケース内の配線が複雑なところを、配線を減らして信号ロスを減らしたいところです。

また、チャンネル切り替えスイッチをリレー回路で作製し、かつ外部スイッチに対応できるような仕様を考察中。

リレー回路は2回路C接点5V×2個で4PDTスイッチの動作をするように組みます。

 

改修ポイント② バッファー/ゲインブースター排除

あくまで自分用と考えると、基本的にはバッファーを通ってからMS-3→ループにプリとなるはずなので、プリアンプ前にバッファーは必要なさそうかなといったところ。一応移植前にバッファーありなしの音を比較してから決定しようかなとは思っています。

(ボードの入力バッファーがFET一石ブースター回路なので、位相反転があり、プリのバッファーで正相に戻せるのでスイッチでON/OFFできるようにしてもいいかも)

また前段のゲインブースターにクリーンブーストが入っておりON/OFFできる仕様になっていますが、マルチのループに仕込んでいるうえ、大概MS-3で歪みやプリの前段にBD-2モデリングやTSモデリングを仕込んで音作りしているので、ゲインブーストしたいパッチはそのあたりを調整すればいいので排除できるかな。実際あまり使用していなかったというのもあります。

 

改修ポイント③ 電源回路

現在、プリアンプ内で昇圧を使用し約17Vでプリを駆動していますが、同じプリアンプ回路1チャンネルのみの前作の方が、音が元気なんです。
特に現状、KIP-VAC9という強力な電源を導入しているのもあり、昇圧回路を仕込むより、サプライ側で昇圧した方が電流量に余裕があり元気に鳴るのではないかという考察をしています。実際前作を昇圧口で18Vまで昇圧させた方が、現行の2Chプリより音がギラギラしてこのプリアンプの真髄が得られるように感じます。その分音が暴れまくりなのでEQ加減が難しくはありますが(笑)

 

改修ポイント④ ボード内の他の機材調整

このプリアンプをCTL端子からチャンネルコントロールしようとすると、現状MS-3のCTLOUTを歪み2台をコントロールしている、LimetoneBaseモドキの2ループスイッチャーと競合してしまいます。(Loop1/2各々のON/OFFにステレオ2端子を使用してしまっているため)

そのため、2ループスイッチャーの作り直しおよびTRSケーブルの変換器も作成する必要があります。

プリアンプに仕込むのと同等のリレー回路で、CTLは1端子で済むよう、ON/OFF制御はできない代わりに常時Loop1/2いずれかがONになる状態で、外部コントロールでLoop1/2を切り替えるようなスイッチャーを作成予定。

加えて、MS-3のCTL OUTからのTRSケーブルを、プリアンプとスイッチャーに分岐するステレオ/モノラル変換器を作成するつもりです。

 

当初はプリアンプ回路そのものから作り直すつもりでしたが、時間的にもコスト的にもしんどすぎるので、最大限妥協してケースとリレー回路を作り直してあとの回路は移植して、なるべく大きく音を変えないように持っていけたらいいな~と思っています。

 

ブラックフライデーの諸々のセールで防寒対策やらなにやら、やりたいことを一つでも消化したい今日この頃です。

 

ではでは。