結局ボードがらみの話題に戻っていきます、どうもボクです。
さて、表題の通り、KORGの超小型ペダルチューナー、PitchBlackminiについて書いていきたいと思います。
かなり前に購入したものですが、限定Whiteカラーです。
以前、現ボードについての記事でも若干触れていたのですが、こちらのPitchBlackminiには、重大な欠点(もはや欠陥レベル)があります。
こちらを導入する前は、同社の先代機であるPitchBlackをチューナーとしてボードに採用していました。
当時、PitchBlackにさらに小型の後継機が出ると話題になり、さらに限定色が出ていたので、Whiteを購入、導入しることにしました。
しかし、いざ交換するとノイズの嵐・・・
当初はあまり情報が出回っておらず、当時ある程度調べたものの、ネットではあまり芳しい情報はなく、唯一の方法は、
「電池で使う」
これならノイズ乗らないらしい。
「仕様」らしいですが、「アダプターから給電するとノイズが乗ります」らしいです。
ボードを小型化するための小型チューナーと違うん?って思ってしまうところです。
ボード小型化、電源は引き続き一括管理としたい場合、とてつもなくめんどくさい。
ちなみに単体で別のアダプターを使用しても解消されないらしいです。
でも、せっかく購入したのにつかわないのはもったいない。
かといって、このミニさん、エフェクターでよく使われる9V電池ではなく、いわゆるボタン電池のCR2032という型番を使用することになります。
正直、チューナーとしての感度、視認性は、先代であるPitchBlackよりいいまである。
それでボードの面積を削れるならこれ以上ないわけで・・・
ちなみに、同程度のサイズでさらに安い他社のペダルチューナーを、サブで使うおもちゃ程度の気持ちで持っていますが、感度が悪いので結局お蔵入りしていますww
そんなこんなで、なんとかアダプタ給電で、かつノイズをカットできないか、試行錯誤して、かなりイレギュラーな方法にたどり着き使っていますので、方法を紹介したいと思います。
私がたどり着いた方法がこちら
①A/Bボックス等で、直列の信号ラインから外す
第一条件です。直列配線ではどうしようもなくGNDからノイズが回ります。
私の場合、もともとボード上で自作のバッファ兼A/Bボックスがチューナーを直列接続から外してくれていました。
②DCノイズフィルターを使用する
画像はEX-Pro NF-1
サウンドハウス販売リンクはこちら
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/196092/
私は↑を使用しています。
単純な分配の場合、こちらを電源からチューナーの間に挟みます。この時点で価格も専有面積も増えてますが、すのこボード等であれば隠せますww
アイソレート電源ならいらないかも?ですが、別アダプタでもダメだったから必須かも…
③チューナー側のGNDをカットしたパッチケーブルを使う
直列にできない理由でもあるのがこちら。
パッチケーブルのGNDを設置させないことで、GNDからノイズが逆流するのを止めます。
自作のパッチケーブルのチューナー側に小細工をば・・・
拡大写真で見ずらいですが、HOTのみ接続されており、GNDは繋がっていません。
①・②は市販品でもどうにかなりますが、これだけは自作以外どうにもならないため、人によっては一気にハードルが上がります。
ケーブル自作に慣れている方なら問題ないとは思いますが、GNDが接続されていない分、使用するプラグによっては接着強度ごと弱くなる可能性もあるので注意が必要です。
私の場合も、平型プラグなのでかなり不安を抱える状態ですが、いつもより根元のテープを少し多く巻いて(写真の黒ビニテのところ)、挟み込みによる強度を上げました。
あとはここの断線の危険性を頭に入れておいて、負荷をかけないように取り扱いを把握しておくことも大事ですねww
この3つを「全て実施して」初めてノイズが解消されました。
どれか一つでもダメでした。
よくもまぁこんなめんどくさい事考えたなと思いつつ、これだけしないとまともにボードで使えないのは、最早ボードで使うなと言っているようですね(苦笑)
この結果より
・ノイズの原因は電源~GNDにあり
・音声信号ラインは分岐させて、GNDもつながらないようにする
・DC電源側でアイソレートしてもノイズは乗る
・DC電源にノイズフィルターをかませる必要がある
ってところでしょうか。
なにかもっとシンプルな方法(別のチューナーを使う以外に)あったら教えていただきたいですww
将来的にはBOSS MS-3導入~あわよくばチューナーをMS-3に任せ軽量化したいな~とか、このままにしてもKORG PitchBlackPortableを中古なりから探して導入したいところです。マジで赤のポータブル買っておけば良かった・・・(絶版)
いずれ記事にしようと思ってましたが、すっかり忘れていました。
思い出しがてらにまとめてみましたが、ここまでしてまで使うことを想定して購入するかと言われたら…
チューナーとしての性能は素晴らしいため、本当にもったいないな~と思う今日この頃です。
ではでは。